総合診療科では、ワクチン・健康診断・避妊去勢などの予防医療をはじめ、下痢・嘔吐・食欲不 振など犬猫に多くみられる症状から、免疫疾患・腫瘍疾患・ホルモン疾患・外科疾患など様々な分野の診察を行っています。

多くの患者様が、「自分の子が重症であるか分からない」、「どこが調子悪いのかが分からない」 というような不安を抱えて来院されています。何が悪いのか、またどういった検査や治療が必要なのかを判断するための入口として「総合診療」は最も大切だと考えています。

当院の経験豊富な獣医師たちは、様々な疾患に対応できるよう日頃から学会やセミナー、大学での研修などに積極的に参加し、日々変化していく幅広い獣医療の知識・技術をアップデートできるよう努めています。 実際には当院の患者様のほとんどが総合診療科のみで診断・治療・手術まで対応できています。

“病院に相談したいがどうすればいいか分からない…”という患者様にこそ、まずは当院の「総合 診療科」の受診を強くお勧めいたします。

また、脳外科や心臓外科、放射線治療など院内で対応できない症例に関しても、適切に判断した上で大学病院や二次診療施設などを紹介させていただくことが可能です。

予防医療

狂犬病ワクチン、混合ワクチンなどの接種やフィラリア、ノミ・ダニの予防を行っています。種類なども幾つか揃えておりますので、ぜひご相談ください。

不妊治療

避妊手術、去勢手術などの不妊手術は随時行っています。手術の前にはなるべく一度御来院の上一般診察を行い、胸部レントゲン検査・血液検査で他に問題がないかチェックさせていただいております。避妊・去勢手術は一般的に行われる手術ですが、キチンとした麻酔・局所麻酔も含めた疼痛管理を行い、少しでも安全で患者に優しい手術を心がけています。
手術の場合には予約が必要となりますので、御来院いただくかお電話にてお問い合わせください。

歯科処置

歯の健康は動物にとっても非常に重要です。日々の歯磨きが大切ですが歯周病の管理のためにどうしてもスケーリングにて定期的に歯を綺麗にしてあげる必要がある子もいます。
無麻酔での歯科処置は患者へのストレスが非常に強く、見える部分のみをきれいにして歯周ポケットの処理が行えないため、歯周病治療には不十分であり近年は推奨されていません。
当院では麻酔科や循環器科と提携し、より安全な歯科処置を心がけています。抜歯が必要な場合でも局所麻酔なども用いることでより術後も痛くない処置を目指しています。

院内検査/各科との連携

一般外来で来ていただいた場合でももちろん必要であれば血液検査、超音波検査、レントゲン検査、CT(無麻酔)検査など行うことが可能です。検査の結果に応じて各科の担当医と相談して専門治療を行なっていくことも可能です。

総合診療科 担当獣医師
姜 夏琳(センター長)
原口 桜
村田 育枝
山内 晶子
津田 千幸