軟部外科

膀胱内腫瘤・脾臓腫瘤

14歳 マルチーズ

かかりつけ医にて膀胱内腫瘤、脾臓腫瘤を指摘されたため、精査をご希望で来院されました。

当院にて超音波検査を実施しました。


↑膀胱の背側に10mm×5mmの腫瘤を認める


↑脾臓に35mm×27mmの腫瘤を認める

手術をご希望されたため、脾臓摘出と膀胱部分切除術を実施しました。

↑摘出した脾臓

https://www.eug.jp/elms/wp/wp-content/uploads/2025/06/IMG_4031-750×501.jpg (摘出画像注意)

病理結果:脾臓:結節性過形成

     膀胱腫瘤:移行上皮癌

膀胱の腫瘍は取り切れてはいましたが、転移や播種には十分に注意しなければいけません。術後の治療として、分子標的薬や抗がん剤での治療などもご家族と相談しながらすすめていきます。

このような腫瘍は症状や血液検査では早期発見はできませんので、画像検査も併せて健康診断を実施することをお勧めします。

関連記事