大腿骨骨折

後ろ足、太もも部位の骨の骨折で、骨折全体の中でも比較的起こりやすい部位で、交通事故や激しい落下,咬傷などで起こることが一般的です。
特に交通事故の場合などは粉砕骨折なども起こりやすく、力がかかる大きな骨なので適切な治療を行わないと癒合不全や骨髄炎などにつながります。
外固定(包帯)ではうまく固定できず、ほとんどの場合では手術が必要になります。 また、股関節や膝関節部位の成長板の骨折なども好発します。

症例1
骨幹部粉砕骨折
患者:日本猫 4歳 3.5kg
インプラント:ALPS6.5+髄内ピン(プレートロッド)
原因:交通事故
コメント:交通事故が原因の骨折の場合、骨が粉々に折れることが多くあります。今回もレントゲンではあまりはっきりしませんでしたが、骨が小さくバラバラになっており、また亀裂が膝近くまで長く入っている骨折でした。
普通のプレート固定だけでは力に負けてしまう可能性があるため、髄内ピンとプレートを併用(プレートロッド)し、固定を行いました。
症例2
大腿骨骨幹部 分節骨折
患者:雑種犬 6歳 5.1kg
インプラント:LCP2.4+ラグスクリュー
原因:咬傷(他の犬に噛まれた)
コメント:大腿骨が3つの骨に折れる、分節骨折というパターンの骨折でした。
3つの骨であるものの、それぞれはきちんとつなげることができる骨折であったため、骨を合わせつつ、スクリューと強固なプレートにて固定を行いました。
症例3
骨端部遠位端骨折
患者:イタリアングレーハウンド 1歳 5.5kg
インプラント:ALPS6.5 ALPS5
現任:ソファーに足を挟んだまま落下
コメント:大腿骨の遠位部位はくびれており、この部位の骨折が比較的多く起こります。この部位は力がかかるものの、骨が曲がっており、固定を行うスペースが少ないケースが多く見られます。
ピンで固定を行う場合もありますが、プレートで固定を行った方が確実な固定ができ、術後すぐに動かすことができるため、可能な限りプレートでの治療を行っています。
一枚のプレートでは不十分な場合には二枚のプレートを用いることがあります。
症例4
骨端部成長板骨折 ピンニング
患者:フレンチブルドッグ 7か月 8kg
インプラント:Kワイヤー(ピン)
コメント:大腿骨の遠位には成長線が存在し、成長期にこの部位の骨折が比較的頻繁に見られます。
この場合、成長線を破壊して骨の成長を止めてはいけないため、プレートではなくピンでの固定が選択されます。ピンをクロスで入れることにより、しっかりとした固定を行いつつ、骨の成長障害を最小限にします。

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