脳血管障害(脳梗塞/脳出血)

脳血管障害とは脳の血管異常により神経障害が起こる疾患で、脳卒中とも言われ、虚血性血障害(脳梗塞)と出血性疾患(脳出血)に分けられます。
脳血管障害が起きた場合、通常は急性の症状を起こし、障害の受けた脳の部位によって様々な神経症状を起こします。

原因
脳梗塞は様々な原因で脳血管が閉塞することにより、その血管が支配する脳の領域が損傷を受ける病気です。血管の閉塞は動脈硬化や心臓性の血栓、空気、脂肪、腫瘍塊、線維軟骨、菌塊などにより起こり、心臓病や甲状腺機能低下症や糖尿病、クッシング症候群、高コレステロール血症など他の病気を持っていると脳梗塞を起こしやすいと言われています。

脳出血は脳血管の一部から出血が起こり、出血の塊(血腫)が脳の中に溜まることにより腫瘍のように他の正常な脳を圧迫することで症状を起こします。
脳出血を起こす原因としては高血圧性、腎臓病、甲状腺機能低下症やクッシング症候群、特発性、腫瘍性、出血性素因などが挙げられます。

症状
通常は急性の発症を起こし、数時間〜数日(およそ24〜72時間)で悪化を示したのち、その後は進行しなくなり、少しずつ改善傾向を示すことが一般的です。
障害を受けた部位により以下のような様々な神経症状を起こし得ます。

・ 意識レベルの低下(反応がなくなる) 
・ てんかん発作 
・ 旋回、回旋
・ 頭を壁などに押し付ける 
・ 足の麻痺(立てない、ふらつく、引きずる)
・ 失明 
・ 斜頚(頚が傾く)
・ 振戦(震える) 
・ 眼振(目が左右や上下に動く)
など

時間が経過してこれらの症状が落ち着いた場合でも、損傷を受けた後遺症として、てんかん発作を起こす可能性があります。

病巣が小さい場合には無症状の場合や、一過性脳虚血性発作(TIA)という発症から24時間以内で神経学的異常が消失する場合もあります。
診断
・一般臨床検査・血液検査
脳血管障害が疑われる場合には一般臨床検査、血液検査、血液凝固検査、血圧検査、心電図検査、ホルモン検査などを実施し、状態の確認と、血管障害を起こしうる基礎疾患を検出します。

・MRI検査
他の検査では検出が難しい脳梗塞や、脳出血の検出に優れます。部位や程度の把握も可能であり、診断・治療につなげることができます。
一回のMRI撮影では腫瘍などとの区別ができず、時間をおいて再撮影を行い、変化を見て判断をする必要がある場合もあります。

・CT検査
一般的なCTでは脳梗塞の検出は難しいですが、脳出血は急性期から検出が可能ですが他の疾患との鑑別が難しい場合も多いためMRI撮影と同時に行うことが勧められます。
治療
脳梗塞・脳出血に対する明確、有効な特定の治療方法はありません。

■内科治療
脳血管障害に対する内科治療としては脳浮腫や脳圧の上昇、またはそれらによる二次的な脳損傷に対する治療となります。
脳圧の降下剤の投与や点滴などを行い、場合によってはステロイド剤などを使用します。
重症患者の場合には麻酔・挿管(気管チューブを入れて人工呼吸をさせる)などの救急処置が必要であったり、しばらくICU下で管理が必要となる場合があります。
また、てんかん発作が認められる場合には抗てんかん剤などによるてんかん発作の治療を行います。

■外科療法
血腫が存在し、増大や症状の悪化が認められる場合、急性期の内科的減圧療法に反応が乏しい場合などは開頭手術により血腫を取り除く必要がある場合があります。

■リハビリ
初期治療を終えた後は人間同様にリハビリテーションが重要となります。
症状の段階に応じて様々な運動療法などを行っていき、少しでも早く普通の生活に戻れるようにサポートを行います。

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